


厚生労働大臣認可による国家資格
鍼灸師とは、はり師ときゅう師の2つの国家資格を持つ医療技術者のことです。「はり」と「きゅう」を使って、人間が本来持っている自然治癒力を高める治療を行います。はりもきゅうも副作用が少ないことから、西洋医学に鍼灸の治療を取り入れる病院が増えています。


中国で、先の尖った石を患部に刺入したり押し当てると治療効果があることが発見され、やがて金属の鍼や火による灸が発明されることで発展した医療が「鍼灸」です。2000年以上の歴史を持つ鍼灸は、現在西洋医学ではカバーしきれない疾患や症状に対応できる治療法としてWHO(世界保健機関)から推奨されるなど、大きな脚光を浴びています。21世紀の今、鍼灸は、「古く新しい医療」として注目されているのです。


物事の急所やコツをわきまえていることを「ツボを押さえる」と言いますが、これは鍼灸の治療から来た言葉です。ツボは正しくは「経穴」と言い、「経穴」は全身に700余りあり、健康維持と密接な関わりを持っています。鍼灸ではここに正しく鍼や灸をすることにより、人間に本来備わっている自然治癒力(免疫能力)を引き出せると言われており、体のバランスを健康な状態に導きます。鍼灸の臨床は限りなく奥深く、魅力にあふれています。


国家資格である鍼灸師は、病院や介護施設で活躍するだけでなく、独立して治療院を開ける開業権を持っています。本校では3年次に「総合領域」を設け、老人鍼灸やターミナルケア、スポーツ分野や小児・女性の疾患などに対して、適切に対応するためのカリキュラムを用意しています。卒業後、鍼灸師として、治療経験を重ねていく土台をしっかりと築きます。西洋医学では解明できない難病などに対する鍼灸の可能性を探り、新しい時代を担うのはあなたかもしれません。